2014年3月20日木曜日

「戦地勤務手当」が付き始めた中国生態系汚染-③:「新鮮空気」販売がビジネスへ

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●新鮮な空気、無料で味わえます=体験コーナーはまるで病院の点滴室―河南省鄭州市
29日、中国河南省鄭州市の広場で、省内の山間部で採取された新鮮な空気が、市民に無料で提供された。


レコードチャイナ 配信日時:2014年3月20日 0時10分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=85207&type=0

大気汚染が深刻な中国で、「おいしい空気」発売へ―浙江省臨安市




●19日、浙江省臨安市の空気といえば、街の大気の優良日数は年間345日。天目山の大気のマイナスイオン指数は通年、1万個/ccを超え、中国国家基準最高の6級だ。

2014年3月19日、浙江省臨安市の空気といえば、街の大気の優良日数は年間345日。
 天目山の大気のマイナスイオン指数は通年、1万個/ccを超え、中国国家基準最高の6級だ。
 杭州網が伝えた。

 臨安市観光局は同市の「おいしい空気」発売を計画している。
 パッケージ用ガラス瓶も決まり、空気を詰めることになっている。

 臨安のどこに優れた空気があるのか?
 一番は天目山国家級自然保護区。
 今回発売予定の空気の場所だ。

 天目山の空気がどれほど「おいしい」のか?
 2006年4月、浙江農林大学観光・健康学院の専門家が天目山で空気をモニタリングした結果、マイナスイオン1日平均含有量は一般的に5万―6万個/ccだった。
 最高地点は伏虎瀑景勝地で、驚くべき事に13万6000個/cc。
 新鮮な空気の基準は、1ccあたり1000-1500個以上だ。

 「空気は天目山大樹王景勝地で瓶詰めします。
 1瓶200cc。初回価格は1瓶10元(約160円)」
と観光局スタッフの張帆(ジャン・ファン)さんは語る。

 空気を買って持ち帰り、何に使うのか?
 張さんによると、開封し、鼻で深呼吸すれば、心肺に吸収され、肺が洗浄されるという。

 「瓶詰め空気は将来的に、臨安観光の記念品になる可能性を秘めている。
 ネット販売も考えています」
と張さん。
 臨安市観光局スタッフは、発売が実現するか否か、売れ行きにかかわらず、真のねらいは人々に臨安に観光に訪れてもらい、現地で新鮮な空気を思いっきり味わってほしい、と期待を寄せている。

■「空気発売」一番乗りの日本

 「空気販売」は新しい事ではない。
 そのアイデアが最も早かったのは日本だ。
 彼らは各地の新鮮な空気を美しい缶詰にして、店頭で販売している。

 「富士山登山は日本観光のハイライト。
 大型観光バスで五合目とよばれる富士山中腹まで行くのが一般的なルート。
 五合目には観光記念品の店がいくつかあるが、なかでもほかにないものは、富士山の空気」と日本人ガイドの福田さん。

 空気の缶詰の価格はおよそ1000円。
 「でも買う方は多くありません。五合目記念として買う人がほとんど」
と福田さん。

 ボトル入り「新鮮な空気」のニーズは高い、と多くの人は期待しているが、「空気販売」は商売の滑稽さからは逃れられない。
 あるネットユーザーは、現在一般市民は「新鮮な空気」購入を検討する生活レベルにいたっておらず、本当に空気を経済価値に転化できるのか疑問、と投げかけている。

 杭州師範大学の周少雄(ジョウ・シャオシオン)教授は、
 今回のアイデアは新たなビジネスモデル、つまり空気を売り、景観を売らないというもの、と指摘する。

 周教授は、
 「景観に満足しない観光客が増えているなか、観光体験において『健康』『養生』などのニーズを満たすため、地元の空気をブランド化する景勝地が増えている。
 注目すべき動きであり、将来的にトレンドはより明確化するだろう」
との見方を示している。

(提供/人民網日本語版・翻訳/HT・編集/武藤)



サーチナニュース 2014-03-18 16:08
http://news.searchina.net/id/1527215

空見上げれば毒の霧、
地上見渡せば環境部門官僚の腐敗・汚染=中国

 中国では2013年も、環境部門の腐敗事件が各地で多発していたことが分かった。
 政府が環境の改善に力を入れた結果、各地の環境部門の権限が高まり、職務に絡む犯罪が増加。
 環境部門は「腐敗多発地域」と化したという。
 中国では「毒の霧より恐ろしい状態」などの言い方も定着しつつある。
 中国新聞社などが報じた。

 安徽省検察局によると、同省では2013年、環境部門の不正で133人が摘発された。
 広東省では東莞市環境保護局長を務めた袁紹東被告が企業2社から不正に870万元(約1431万円)を受け取ったとして、懲役14年の一審判決を言い渡された。
  環境部門の腐敗現象は2013年に始まったわけではない。
 12年には江蘇省南市で、30人以上が処罰の対象になった。
  環境部門の高級官僚として初めて刑事処罰の対象になったのは浙江省杭州市上城区環境局の任蔚彬局長だった。
 工業用油脂を生産する企業から賄賂を受け取ったとして06年7月に身柄を拘束された際、
 「オレが死ななきゃいけないんなら、皆も一緒に死ぬことになるぞ」
などと叫んだという。

  環境部門ので腐敗現象が目立つようになった原因に、権限の向上がある。
 以前は企業誘致が重視されたので、工場などが出来た後に環境部門が違反者に対して罰則を科すことが多かった。
 事業そのものが進められなくなる場合は少なく「先に乗車して、後で切符を買えばよい」などと言われた。
 現在では工場設立に際して、まず環境部門が審査して許可しなければ、その先に進めない。
   企業家のひとりによると、
 「以前は食事に招待をして一緒に酒を飲み、行事などの際に商品カードなどを贈ればよかった。
 現在は違う。
 マンションの部屋、会社の株を贈らねばならなくなった」
という。

  違反事例に対する罰金についても「2万元から20万元」と言ったように幅が大きいので、環境部門の裁量次第で企業側の負担が大きく変わる。
 そのため、企業側が「ご配慮いただき感謝します」といった具合に“謝礼”をはずむケースがある。
 官僚側から要求する場合もある。
   最高人民検察院(日本の検察庁に相当)を初めとする反腐敗部門も、環境部門に腐敗現象が多発していることに、強い関心を示しているという。
  李克強首相は3月5日に日本の国会に相当する全国人民代表大会(全人代)全国大会で発表した政府工作報告で
 「われわれは貧困に対する宣戦布告と同様に、汚染に対して断固として戦いを宣言する」
と述べた。

  中国では深刻な大気汚染、いわゆる「毒の霧」の発生で、これまで以上に環境問題に対する関心が高まっている。
 多くの人が李首相の宣言を評価したが、環境部門の現場担当者が企業などに対して、不正な利益の引き渡しを条件に違反を見逃したのでは、政策が「ザル」となるのは目に見えている。
 中国では「環境部門の腐敗事件多発は、毒の霧より恐ろしい」との言い方が定着しつつある。



レコードチャイナ 配信日時:2014年3月23日 11時30分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=85392&type=0

PM2.5濃度、室内の方が高い場合も―中国メディア


●22日、空気洗浄設備のない室内のPM2.5濃度は室外のPM2.5濃度と明白な関連性を持つことが分かった。写真は河南省の大気汚染。

 2014年3月22日、人民網によると、中国建築科学研究院建築環境と省エネ研究院の17日のメディア・ブリーフィングから、空気洗浄設備のない室内のPM2.5濃度は室外のPM2.5濃度と明白な関連性を持つことが分かった。

 専門家によると、室内のPM2.5濃度に影響を与える要因は主に2つある。
★.1つは室外のPM2.5濃度。
 室外の濃度が高い時、室内の濃度は通常室外と一致する。
★.もう1つは室内の汚染源。
  炊事、喫煙、人の活動、電子機器などはいずれもPM2.5を発生する。
 室外のPM2.5濃度が低い時、室内のPM2.5濃度は室外をはるかに上回る。
 大気が汚染されている時は、窓を閉めても室内のPM2.5濃度は効果的に下がらない。

 室内のPM2.5濃度を下げるには、2つの面から着手する必要がある。
★.公共建築の場合、
 既存の換気システム内に空気洗浄装置を設置するか、室内の通気口に空気洗浄装置を設置すべきだ。
 室内の環境をさらに改善する必要がある場合は、単体の空気洗浄機を設置してもよい。
★.一般住宅の場合、
 設計時に空気洗浄装置付きの小型住宅換気システムの採用を検討するか、
 適切な単体の空気洗浄機を購入することを提案する。

(提供/人民網日本語版・翻訳/NA・編集/TF)



レコードチャイナ 配信日時:2014年3月28日 6時30分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=85655&type=0

中国全土で深刻な大気汚染、基準内だったのはわずか3都市―中国紙


●26日、中国の大気汚染が深刻だ。74都市中、汚染指数の各項目すべてが基準内だったのはわずか3都市だった。

 2014年3月26日、人民日報によると、中国環境保護部は25日、北京・天津・河北省、長江デルタ、珠江デルタ、直轄市、省都、計画単列市(深セン、寧波、青島、大連、アモイ)など、74都市の空気の質(2013年)を発表した。
 観測結果によると、
 74都市中、汚染指数の各項目すべてが基準内だったのは
海口市(海南省)、
舟山市(浙江省)、
ラサ市(チベット自治区)
のわずか3都市。
 ほかの71都市は基準を超えた指数があった。

 大気汚染が最も深刻だったのは
 北京、
 天津、
 河北省
で、大気の質が悪い都市10都市のうち、7都市が同地域だ。

 同部環境観測司の責任者は
 「今年、中国全土の直轄市、省都、計画単列市で、大気汚染の原因を分析する研究業務が実施される。
 うち、北京、天津、石家庄市(河北省)では、上半期にその初期段階の成果を提出することになっている。
 そのほかの直轄市や省都、計画単列市は今年の年末までに研究成果を段階的に提出しなければならない」と
述べた。

(提供/人民網日本語版・翻訳/KN・編集/武藤)



レコードチャイナ 配信日時:2014年3月31日 6時10分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=85783&type=0

新鮮な空気、無料で味わえます=体験コーナーはまるで病院の点滴室―河南省鄭州市

 2014年3月29日、中国新聞網によると、中国河南省鄭州市の広場で、省内の山間部で採取された新鮮な空気が、市民に無料で提供された。

 市民は2列に座り、大きな空気袋から伸びた空気マスクで新鮮な空気を味わった。
 記事ではその様子を、「まるで病院の点滴室のようだ」と伝えた。

 妊娠8カ月の女性は「きれいな空気を吸ったら、お腹の子が動いたみたい」と笑顔だった。

 この空気は老君山で採取されたもの。主催団体は
 「緑多く、水資源豊富な老君山はレジャーや避暑に最適。
 ぜひ多くの人に来てほしい」
とPRに力を入れていた。




レコードチャイナ 配信日時:2014年2月25日 11時2分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=83955&type=0

<写真シリーズ・表情>
恐るべき中国の大気汚染、彫像までもがマスクを着用!



●24日、中国・北京市は依然厳しい大気汚染に包まれていた。そんな中、北京大学の構内に設置されている像にマスクが付けられ注目を集めている。

 2014年2月24日、中国・北京市は依然厳しい大気汚染に包まれていた。
 道行く人はもちろんのこと、ペットの犬がマスクを付けている光景ももはや珍しいものではなくなった。

 そんな中、北京大学の構内に設置されている像にマスクがつけられ注目を集めている。
 構内には中国共産党を創設に携わった主要人物である、李大●(リー・ダージャオ、●=金にりっとう)や清代末の政治家・蔡元培(ツァイ・ユエンペイ)、 著名経済学者の陳岱孫(チェン・ダイスン)、近世スペインの作家・セルバンテスなどの像があり、いずれもマスクが付けられていた。

<写真シリーズ・表情>では、中国のさまざまな1シーンを写真で紹介していく。



レコードチャイナ 配信日時:2014年4月18日 10時28分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=86634&type=0

アジアの大気汚染が台風を強大化させている―米メディア


●15日、参考消息網によると、米メディアは科学者が1850~2000年の大気汚染レベルを比較した結果、アジア地域での人類の活動が作り出す微粒子が、世界の天候に影響を与えることが明らかになったと報じた。写真は北京の深刻な大気汚染。

 2014年4月15日、参考消息網によると、米メディアは科学者が1850~2000年の大気汚染レベルを比較した結果、アジア地域での人類の活動が作り出す微粒子が、世界の天候に影響を与えることが明らかになったと報じた。

 米サイエンス・デイリーのウェブサイトが14日に伝えた。
 今回の研究を行ったグループの報告書によると、研究には気候変動に関する政府間パネル(IPCC)でまとめられた汚染排出に関する詳細なデータを使用し、工業化の初期段階にあった1850年の汚染水準と、現在の2000年以降の汚染水準を対象に比較研究を行った。

 その結果、人類の活動によってもたらされるPM2.5など大気中の粒子状物質が雲の形成と太平洋の低気圧経路と関係のある中緯度の低気圧に影響をもたらしていることが明らかになった。

 研究グループの1人は、大気汚染は台風を大型化させ、より強く、激しいものにするほか、降水量も増加させると指摘。
 「アジアの大気汚染が太平洋の台風だけでなく、北米や世界のほかの地域の天候にも影響を与えている」
としている。



レコードチャイナ 配信日時:2014年4月5日 8時46分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=86060&type=0


中国が窒息しそう!豊かさの代償は大量のごみの山―ドイツ紙


●2日、中国経済の発展による国民の生活レベル向上に伴い、中国大都市のごみ問題が深刻化している。ごみ排出量は現在も増え続けており、政府は対策を迫られている。写真は上海のごみの山。

 2014年4月2日、ドイツ紙ディ・ヴェルトによると、中国経済の発展による国民の生活レベル向上に伴い、中国大都市のごみ問題が深刻化している。
 3日付で環球時報が伝えた。

 上海浦東新区の老港ごみ処理場では、2つの大きなクレーン車が空中を移動し、ごみを焼却炉の中へ移す光景が見られる。
 巨大な焼却炉の中は上海人の捨てた残飯や古い家具、衣類でいっぱいだ。
 ここでは毎日、上海の6区から集められた3000トンのごみが焼却される。
 しかし実はその数百メートル先にある黒い防水シートの下には、焼却しきれないごみが大量に置かれている。
 ごみ処理場の拡大が早急に必要な状況にある。

 ごみ問題は上海だけではない。
 北京や広州、深センなどの大都市でもごみの山が問題化している。
 「ごみ問題」は今や中国で大気汚染の次に深刻な環境問題となっている。

 中国では、豊かになるにつれて、消費力も上がり、飲食もほとんど外で購入する。
 使い捨ての包装や、日増しに深刻化する浪費問題。
 しかし、中国ではまだごみ回収システムが整っていないため、処理の効率が悪く、大気汚染を激化させているのが現状だ。

 政府は現在、絶えずごみ処理場を新設しており、2015年には中国全土の1日当たりのごみ処理量が30万トンに達する計画で、ドイツ企業もその多くの業務を担うという。

 ドイツのある学者によると、
 中国大都市の住民1人当たりの年間ごみ排出量は約480キロで、今も増え続けている。
 ドイツの1人当たりの年間ごみ排出量は約520キロ。
 今のところ、ドイツよりも少ない中国だが、ドイツと異なりごみ分別の習慣がない中国が、ドイツのごみ排出量を超えるのも時間の問題かもしれない。






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