2014年4月2日水曜日

中国・フィリピン対立エスカレート=(2):フィリピンが国際海洋法裁判所に提訴

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● 中国のアジア太平洋地域での海洋進出図


レコードチャイナ 配信日時:2014年4月1日 13時28分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=85877&type=0

中国との南シナ海領有権問題、フィリピンが国際海洋法裁判所に提訴
=証拠書類は4千ページに―米メディア


●30日、AP通信によると、フィリピンは中国の南シナ海領域における領有権主張に反対し、国際海洋法裁判所に提訴した。証拠書類は約4000ページにも及んでいる。資料写真。

 2014年3月30日、AP通信によると、フィリピンは中国の南シナ海領域における領有権主張に反対し、国際海洋法裁判所に提訴した。
 証拠書類は約4000ページにも及んでいる。
 31日付で参考消息(電子版)が伝えた。

 フィリピンのデル・ロサリオ外相は30日、フィリピンが南シナ海で領有権を有する法的根拠を説明した約4000ページにも及ぶ文書を国際海洋法裁判所に提出したことを明らかにした。

 フィリピンは昨年、南シナ海における中国との領有権の争いに関して、国際海洋法裁判所の仲裁を提言した。

 これに対し、中国は南シナ海における中国の主権主張には歴史的根拠があるとして仲裁を拒否し、当事国間の直接交渉による解決を求めていた。



レコードチャイナ 配信日時:2014年4月2日 0時5分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=85873&type=0

<南シナ海問題>フィリピンの国際裁判所提訴、中国国民の不満爆発
=「一寸たりとも譲らない」―中国紙

 2014年3月31日、人民日報(電子版)によると、フィリピンが中国との南シナ海領有権問題について、国際海洋法裁判所に提訴したことに対し、中国で強烈な不満が噴出している。
 取材に応じた市民は、フィリピン側が事実をねじ曲げているとし、同国の訴えを断固受け入れない中国の姿勢を支持した。

 市民からは、
 「他国の領土を勝手に国際裁判所に提訴するなどありえない。
 領土問題は当事国が話し合いを通して解決するべきで、緊張状態を悪化させるようなやり方はよくない。
 そのツケはいつか自分に戻ってくる」
との声もある。

 さらに、北京の会社に勤める女性は、
 「フィリピンの行動は無駄に終わるだろう。
 中国は問題を起こさないが、問題が起きることを怖がることもない。
 中国の領土は1寸たりとも譲ることはできない」
と強い反発を見せている。



 2014年04月05日 07時33分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
http://www.yomiuri.co.jp/world/20140405-OYT1T50018.html

中比緊迫…南シナ海、中国船が妨害繰り返す



 南シナ海のスプラトリー(南沙)諸島の領有権を巡って、中国がフィリピンとの対立を一層先鋭化させている。

 米国は、力による現状変更の動きとして懸念を表明するが、中国はむしろ反発を強める一方だ。
 行方不明となったマレーシア航空機の捜索を機に、インド洋で海軍力の誇示を図るなど、アジア太平洋地域で関係国の摩擦が強まっている。

 【バンコク=石崎伸生】
 スプラトリー諸島のアユンギン礁(中国名・仁愛礁)では、フィリピン補給船の活動を中国船が繰り返しし、両国の緊張が高まっている。

 ロイター通信によると、フィリピンのデルロサリオ外相は4日、 
 「フィリピンは、南シナ海で海軍力の増強を図ったり、航行の自由に挑戦しようとはしていない」
と述べた。
 同礁をめぐる中国の挑発的な動きを念頭に置いた発言だ。








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