2014年4月16日水曜日

尖閣防衛-⑧:中国に異変!、いったい何が起こっている、袋小路外交からの脱出劇なのか、権力闘争のあおりか

_


レコードチャイナ 配信日時:2014年4月15日 23時11分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=86612&type=0

中国が国際観艦式中止決定、日本外しには触れず―中国メディア


●15日、中国海軍の梁陽報道官は山東省青島市で今月下旬に予定されていた国際観艦式を中止すると発表した。写真は中国海軍。

 2014年4月15日、中国海軍の梁陽(リアン・ヤン)報道官は山東省青島市で今月下旬に予定されていた国際観艦式を中止すると発表した。
 行方不明になっているマレーシア航空機の捜索に大規模な海軍兵力を投入しているため。
 環球時報(電子版)が伝えた。

 梁報道官は
 「中国は不明機の捜索を重視しており、多くの兵力を投入している。
 行方不明の原因が分からないままで、捜索の成果も出ておらず、乗客の家族は胸を痛めている。
 このような特殊な状況のため、中国は国際観艦式を中止することを決めた」
と語った。

 また、一部メディアが今回の式典に日本を招かなかったと報じたことについては、
 「観艦式は(20カ国以上の海軍トップが出席する)『西太平洋海軍シンポジウム』の一貫ではなく、あくまで中国海軍の発足記念活動の一つだ。
 中国はシンポジウム参加国だけでなく、それ以外の国々も招待している」
と述べた。



2014年04月15日 19時34分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
http://www.yomiuri.co.jp/world/20140415-OYT1T50170.html

中国、国際観艦式を中止…日本外し批判を考慮?

 【北京=竹内誠一郎】
 中国海軍の梁陽報道官は15日、山東省青島で4月下旬に計画していた海軍主催の国際観艦式について、行方不明になっているマレーシア航空機の捜索活動に多くの海軍兵力を投入している点などを理由に、中止すると発表した。

 観艦式を巡っては、中国側が日本の海上自衛隊の艦艇を招待せず、それに反発した米国も、艦艇の派遣を見送っていた。

 観艦式は20か国以上の海軍トップが出席する「西太平洋海軍シンポジウム」に合わせたもので、日本もシンポジウムのメンバーだ。
 梁報道官は、シンポジウムと中国海軍設立記念日に合わせた多国間の海上合同演習は実施するとしている。
 観艦式中止は、中国側が「日本外し」に対する各国の批判を考慮した可能性がある。



レコードチャイナ 配信日時:2014年4月18日 8時43分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=86760&type=0

米に配慮?中国海軍が「自衛隊外し」の観艦式を中止=「マレーシア航空機捜索」は口実か―香港紙

 2014年4月16日、香港紙・サウスチャイナ・モーニング・ポストによると、行方不明のマレーシア航空機の捜索が続いていることを理由に、中国海軍創設65周年を記念して開催される予定だった国際観艦式が中止されることがわかった。

 15日、中国海軍の梁陽(リャン・ヤン)報道官は、
 「長期にわたるマレーシア航空機捜索の成果が上がっておらず、乗客の家族が心を痛めている」
として、国際観艦式を中止すると発表した。

 観艦式には日本の海上自衛隊が招待されていなかったことから、日本および同盟国の米国が強い不満を抱き、米国が参加を取りやめたことが中止の原因となったのではないかとの見方がある。

 北京の軍事評論家は、
 「海軍の大型艦船、最新鋭の艦船が捜索活動に使用されているためだ」
と分析している。

 一方、マカオの軍事評論家は、米国の参加取りやめが、開催中止の原因になった可能性を指摘し、
 「米国の気分を害したくないと考えた中国が、マレーシア航空機の行方不明を口実としたのだろう」
と分析している。


 分からないことは、もし「海上自衛隊を拒否」したとき、それのもたらす影響を考えなかったのだろうか。
★.まずは海上自衛隊を拒否してもアメリカは参加する、という考えと
★.海上自衛隊を拒否するとアメリカも参加を取りやめる、という考えがある。
 おそらく、前者をとったのだろう。
 しかし、結果として後者になった。
 ために、国際観艦式そのものを中止にせざるを得なかった。
 このことは、中国がアメリカをさほど重要視せずに、軽く取り扱ったことにあるのだろう。
 つまり、中国が言えばアメリカは参加せざるを得ないと踏んだということになる。
 「オバマの裏切り」を見せられては、中国がそう判断することになるというのは当然のことと思う。
 しかし、オバマは変心した。
 


ニューズウイーク 2014年4月15日(火)15時30分
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2014/04/post-3246.php

場違いな「歴史論争」で中国にイエローカード
ナチスの戦争犯罪を引き合いに対日批判ドイツとヨーロッパに学ぶべき本当の教訓とは


●迷惑! 習主席の対日批判に利用されたくないメルケル首相 Fabrizio Bensch-Reuters

 ドイツの「過去」を利用して国際社会で対日批判を展開しようとする中国に、待ったがかかった。

 中国の習近平(シー・チーピン)国家主席は先月末にオランダで開催された核安全保障サミットに出席した後、フランス、ドイツ、ベルギーを回った。

 欧州訪問が正式に発表される前から、中国はドイツで「日本の軍国主義時代の戦争犯罪」への批判を繰り広げるつもりだとみられていた。」
 ナチスの罪を真摯に償うドイツに比べて、日本の政治家は中国や韓国における残虐行為への謝罪が足りない、というわけだ。

 ただし、ドイツは当初から、中国の策略に強い懸念を示していたようだ。
 ロイター通信の報道によると、ある国の外交筋は、
 「ドイツは中国と日本の対立に巻き込まれたくなかった」
と語っている。
 また、ドイツの外交官は、
 「このようなやり方にドイツは嫌気が差している。
 中国がいつもドイツと日本を比べ、戦争の話を持ち出すことを喜んでいない」
と指摘する。

 中国はベルリンでホロコースト記念碑を視察したいと打診したが、ドイツに断られた。
 代わりに戦没者追悼施設の訪問を提案したところ、ドイツはメルケル首相の同行は拒否したが、習が行くのは構わないと伝えた。

 すると中国は、今回のドイツ訪問で、日本との歴史問題を国際社会にアピールするつもりだという報道を否定し始めた。
 駐ドイツ中国大使の史明徳(シー・ミントー)は、
 中国がドイツの過去を利用して日本の顔をつぶそうとしていることを、ドイツが快く思っていないとする報道を批判
した。
 「ドイツ人は騒ぎ立てたりしない......そこが、歴史との向き合い方でドイツと日本の違いだ。
 そのことは世界中が知っている」

■謝罪と受容による解決

 習がドイツに到着した頃、香港の英字紙サウスチャイナ・モーニングポストに、ミハエル・クラウス駐中国ドイツ大使のインタビューが掲載された。
 クラウスは「歴史に対するドイツの姿勢を利用して、日本と中国の緊張を刺激するのは好ましくない」と語り、ドイツは中国とも日本とも緊密な関係にあり、「2国間の領土紛争に巻き込まれるいわれはない」と述べた。

 クラウスはさらに、ヨーロッパの戦後の和解は双方向だったと指摘。
 ドイツの謝罪と、昔の敵国がそれを受け入れたことの両方が、重要な役割を果たしてきたと語っている。

 「20世紀のあらゆる惨事を経験して、ヨーロッパはようやく、違う道を見つけなければいけないと悟った......ドイツが自分たちの戦争の歴史を受け入れると同時に、ほかのヨーロッパ諸国が和解に向けて歩み寄り、ドイツの真摯な謝罪を受け入れることも不可欠だった」

 この発言は中国に対し、日本が近隣諸国に謝罪してきたことを、もっと受け入れる姿勢を示すべきだと促していると受け取れる。

 クラウスは、ヨーロッパに法の支配が確立していたことも、和解を後押ししてきたと語る。
 欧州司法裁判所などの制度を通じて、国家間の対立を解決できる点を指摘した。

 中国は近隣諸国と多くの領土紛争を抱えているが、
 国際的な仲裁をかたくなに拒否。
 すべての対立は当事国の間で処理すべきだと主張するが、ほとんどの2国間関係では中国がより大きな影響力を持っている。

 習はベルリン市内で講演した際、南京事件などに言及して、戦時中の日本の軍国主義を批判してみせた。
 もっとも、習の訪問をめぐるいきさつが物語るように、ドイツはこの件で中国の肩を持つつもりはなさそうだ。

From the-diplomat.com

[2014年4月15日号掲載]
by ザカリー・ケック


 ラジオモードで音量だけ大きくしている中国は、
 日本とのダンマリ戦術に行き詰まってきている
ような雰囲気がある。
 そのせいかこのところいくつかのアドバルーンを上げている。
 袋小路から抜け出せるキッカケがあればそれを掴もうとしているのだろうか。


テレ朝ニュース (04/15 23:51)
http://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000025163.html

中国副首相「経済分野の関係改善には前向き」

 中国の汪洋副首相は日本の経済団体と会談し、歴史問題などで安倍政権を批判する一方で、経済分野では関係改善に前向きな姿勢を示しました。

 汪洋副首相:
 「現在のような日中関係の厳しい状況のなかで、訪中されたことを我々は高く評価します」

 中国で経済を担当し、改革派のホープとされる汪副首相は、河野洋平元衆議院議長を団長とする経済団体と会談しました。
 そのなかで、汪副首相は、歴史問題などを念頭に
 「日本の為政者は中国やアジアの人民に対し、不愉快なことをしている」
 「今の安倍政権のやり方は多くの有形無形の障害をもたらす」
などと安倍総理大臣を名指しで批判しました。
 その一方で、
 「中国政府は日本の為政者と経済界を一つに見ている訳ではない。
 日本の国民も同様だ」
などと述べ、経済や民間交流については政治問題と切り分けて関係改善を図っていく姿勢を示しました。



レコードチャイナ 配信日時:2014年4月16日 5時17分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=86585&type=0

中国公船による尖閣周辺海域での巡視回数減少、「事態悪化を望まない」という日本へのサインか―米紙


●12日、昨年10月以来、中国公船による尖閣諸島周辺海域での巡視回数が減少している。資料写真。

  2014年4月12日、米紙ワシントン・ポストは
 「中国は東シナ海でサインを出しているのか
と題した記事を掲載した。14日付で環球時報が伝えた。

 2012年に日本政府が尖閣諸島を国有化して以来、中国の海警局による尖閣諸島周辺海域での巡視活動は増加傾向にあった。
 だが、昨年10月以降、中国公船による同海域での巡視回数は大幅に減少。
 それまで週に4回あった巡視活動が、
 昨年10月は3週間に1度も確認されておらず
 その後は平均2週間に1度にまで減少している。

 その原因の1つは、昨年10月にアジア太平洋経済協力会議(APEC)や東アジアサミットなどの重要な国際会議や、首脳の東南アジア歴訪を控えた
中国がイメージ悪化を恐れた
ことにある。
 さらに、今年2月の春節(旧正月)期間中には中国公船の巡視は行われておらず、中国政府が停止を命じた可能性もある。

 巡視回数を減らしたことで、中国は「事態をこれ以上悪化させたくない」というサインを日本側に示そうとしているとの見方もできる。
 いずれにせよ、昨年12月の安倍首相の靖国神社参拝に強く抗議した中国が、尖閣周辺の巡視活動を減少させたことには大きな意義があるといえよう。



テレ朝ニュース (04/16 05:50)
http://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000025158.html

胡耀邦氏の三男・胡徳華氏 日中関係改善を訴え



 日本に友好的な中国の指導者として知られた胡耀邦元総書記の三男・胡徳華氏が、日中関係改善の必要性を訴えました。

 胡徳華氏:
 「中国人は(日本に)感謝の心を持つべきで、友好を多く語り、恨みを語るのは少なくするべきだ」

 胡徳華氏は、父親である胡耀邦元総書記の25回目の命日となる15日、中国南部の江西省にある墓地を訪れました。
 追悼後、報道陣の前で、
 「胡耀邦元総書記と中曽根元総理がお互いの国を訪問し、友好関係を深めた」
とし、
 「中国と日本のウインウインの関係が続いていくことを望む」
と強調しました。
 また、胡徳華氏の兄である胡徳平氏は、習近平主席と近いともいわれ、先週の日本訪問の際には安倍総理大臣と面会していました。
 今後、日中関係改善の足掛かりとなるのか注目されています。



レコードチャイナ 配信日時:2014年4月16日 5時56分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=86626&type=0

習近平政権の対日シグナルを読み解く
―胡耀邦元総書記の息子・胡徳平が安倍首相と会談


●天安門事件(1989年6月4日)前の中国の最高指導者(中共中央委員会総書記)だった胡耀邦の息子・胡徳平が来日していたが、安倍首相と会っていた。胡徳平の来日と、安倍首相との面会が何を意味しているのかを分析する。写真は胡徳平。

 天安門事件(1989年6月4日)前の中国の最高指導者(中共中央委員会総書記)だった胡耀邦(1915年~89年)の息子・胡徳平(1943年~)が来日していたが、安倍首相と会っていたことが15日に分かった。
 訪日期間は4月6日から13日で、安倍首相と極秘面会したのは4月8日

 今回のコラムでは、胡徳平の来日と、安倍首相との面会が何を意味しているのかを分析する。

◆習近平と非常に仲がいい胡徳平

 来日した胡徳平の父親である胡耀邦は、改革開放の総設計師と言われたトウ小平が、かつて
 「この人さえいれば、天が落ちてきても支えてくれるので怖くない」
とまで高く評価した改革開明派の指導者だった。
 
 胡耀邦は文化大革命(1966~76年)が終わると、牢獄にいた薄熙来(元重慶市書記)の父親・薄一波を救い出して高い職位に就け、また親ソ連派として冷遇されていた李鵬に手を差し伸べて電力部の部長(大臣)に据え、厚遇した。
 
 ところが首相になった李鵬と高位に就いた薄一波は、胡耀邦があまりに民主開明的であり、あまりに親日であるとして攻撃し始め、トウ小平を巻き込んで失脚させる。
 失意のあまり、胡耀邦は1989年4月15日に憤死するが、失脚前にトウ小平にまで逆らって胡耀邦を擁護した人間が一人だけいた。
 それが現在の国家主席である習近平の父親、習仲●[員力](しゅう・ちゅうくん)である。
 
 そのため胡耀邦の息子・胡徳平は、習仲●[員力]に感謝し、尊敬していた。
 その子供である習近平とも非常に仲が良く、今でも胡徳平が習近平に会おうと思えば、(都合さえつけば)いつでも会える関係にある。
 その胡徳平が来日し、安倍首相にまで会った背景には、習近平のいかなる思惑があったのだろうか。

◆本当は日中経済交流を進めたい中国

 昨年10月24日と25日、習近平をトップとするチャイナ・セブン(中共中央委員会政治局常務委員会委員7名)は、周辺国の関係者をも招いて「周辺外交工作座談会」を開催した。
 その座談会で習近平は
 「領土問題に関しては一歩たりとも譲歩しないが、経済文化に関しては促進していくべき」
と基本外交方針を語った。
 この周辺国の中には、もちろん日本も入っている。
 
 この外交方針は座談会開催前から政治局会議で出されており、その方針に沿って広東省は企業団を日本に派遣し、日本企業の誘致を図っている。
 このとき日本の経済界は「このような誘致など、何年ぶりのことだろう」と喜んだ。
 
 広東省には次期国家主席と目されている胡春華がいる。
 胡春華は中国共産党広東省委員会書記で、中共中央委員会政治局委員でもある。
 いち早く日中関係の先取りをしようとした胡春華の動きは、中共中央の(内部的な)方針を表していた。
 
 中国は経済発展しているように見えるが、実は各地方人民政府は巨額な債務とシャドーバンキングがうごめく綱渡りのような財務状況にある。
 実のある日本の資金と技術は、喉から手が出るほど欲しい。
 (この詳細は拙著『中国人が選んだワースト中国人番付 やはり紅い中国は腐敗で滅ぶ』に)

 しかしこの流れは、昨年12月26日の安倍総理の靖国神社参拝で一気に冷え込んだ。
 同じ日の午後3時に劉延東・国務院副総理(女性)に会うことになっていた自民党の小渕優子議員(元小渕首相の娘)は、北京でいきなり会見をキャンセルされ、劉延東との会見後、行くことになっていた広東省への視察も、その場でドタキャンされている。

 それなら、今般の胡徳平訪日と安倍首相との極秘会見を、どう読み解けばいいのか?
 中国政府関係者を取材してみた。
 それによれば、安倍首相が靖国神社の春季大祭に参拝しないであろうことを見込んで、
 「それならば、こちらにも“用意”があるという、ある種のシグナルと見ていいだろう」
という回答が戻ってきた。
 だからと言って、あたかも背後に習近平の指示があったような形での、それと分かる人物による訪日をさせることはできない。
 習近平の立場と、対日強硬路線を走らせている「面子(メンツ)」もあるのだろう。

 胡徳平ならば、日中関係が冷え込んでいた2004年11月に来日し、日本の経済人や胡耀邦と仲が良かった中曾根康弘元首相とも会っている。
 それに何と言っても親日であったことが失脚の一因にもなった胡耀邦の息子だ。
 その訪日を、チャイナ・セブンは「黙認」する形で見ていたはずだ。
 
 今年10月に北京で開かれるAPEC首脳会談に向けての薄氷を踏むような一歩と、「周辺外交工作座談会」で決まった基本方針を本当は遂行したいという習近平の心の内が垣間見える。
 「面子」と「腹芸」の、綱渡りといったところか。
 中国が次に青少年代表団を日本に送りこめば、この方向性が、より鮮明に見えてくるだろう。

<遠藤誉が斬る>第30回)

遠藤誉(えんどう・ほまれ)
筑波大学名誉教授、東京福祉大学国際交流センター長。1941年に中国で生まれ、53年、日本帰国。著書に『ネット大国中国―言論をめぐる攻防』『チャイナ・ナイン―中国を動 かす9人の男たち』『チャイナ・ジャッジ毛沢東になれなかった男』『チャイナ・ギャップ―噛み合わない日中の歯車』、『●(上下を縦に重ねる)子(チャーズ)―中国建国の残火』『完全解読「中国外交戦略」の狙い』、『中国人が選んだワースト中国人番付』など多数。



レコードチャイナ 配信日時:2014年4月16日 17時4分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=86615&type=0

中国に異変!?
日本閣僚の靖国参拝を批判せず=対日関係改善を摸索か―米華字メディア


●15日、米華字ニュースサイト・多維網は記事「習近平と安倍晋三、秘密裏に和解を推進=中国は異例にも靖国参拝に大きな反応見せず」を掲載した。中国側が和解を摸索している兆候がいくつもみられると指摘した。写真は靖国神社。

 2014年4月15日、米華字ニュースサイト・多維網は記事
 「習近平と安倍晋三、秘密裏に和解を推進
 =中国は異例にも靖国参拝に大きな反応見せず」
を掲載した。

 日本の新藤義孝総務相は12日、靖国神社を参拝した。
 これまでなら中国側は大々的な批判の論陣を張るところだが、これまでのところ中国外交部の声明はあったものの大きな反応はない。

 加えて中国側がたびたび和解打診のシグナルを発していることも注目される。
 王毅(ワン・イー)外交部部長は13日、日本が態度を改め過去の共通認識を守るならば直接交渉の道に復帰できるとコメントしている。

 実際、日中は和解に向けての秘密交渉を繰り返していると見るべきだろう。
 先日、故胡耀邦(フー・ヤオバン)元総書記の長男で、習近平(シー・ジンピン)国家主席と関係の深い胡徳平(フー・ダーピン)氏が日本を訪問、安倍晋三首相と会談した。
 中国側は民間人としての訪問だとコメントしたが、密使である可能性は否定していない。



【輝かしい未来が描けなくなった寂しさ】



_