2014年5月12日月曜日

アジアのトラブルメーカー中国(10):中国人のクズ、チンドンヤ将軍、フィリピンに吠える

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 中国人のクズ」で有名な「チンドンヤ将軍羅援」が、
フィリピンに吠えはじめた。


サーチナニュース 2014-05-12 12:07
http://news.searchina.net/id/1532031

タカ派将軍が「目覚めた」・・・フィリピンに激怒
「目には目を。反撃だ。国際社会も理解するだろう」

 フィリピンでは12日、「野生動物保護法」違反として南沙諸島海域で身柄を拘束された中国人11人に対する本格的な取り調べが始まる。
 中国共産党機関紙、人民日報系の環球時報は同日、フィリピンを激しく非難する論説を発表した。
 執筆者は中国戦略文化促進会常務副会長の羅援氏。
 羅氏は対外強硬論で知られる、退役した解放軍少将。
 中国では現在でも「タカ派将軍」と呼ばれることが多い。
 羅氏はフィリピンの姿勢に「目覚めた」として「反撃」を主張し、
 「目には目を、歯には歯をだ」、「国際社会も理解すると思う」などと論じた。

 フィリピン当局は6日、南沙諸島(中国での表記は南沙群島。
 国際的にはスプラトリー諸島)のハーフ・ムーン・ショール(半月礁)付近で、保護の対象になる海亀を捕獲していたとして中国船1隻を拿捕(だほ)し、乗組員11人の身柄を拘束した。
 中国では「中国の専有海域だ」、「フィリピン側の一方的な措置」などの強い反発が発生した。
 さらに、「漁民が海亀を捕獲したというのはおかしい」との声も出ていた。

  羅氏は、領有権などを巡り争議がある島や海域につて「すべて中国のもの」を大前提に論を進めた。
 「中国の漁民が海亀を捕っていたことについての、信頼性について、まずは言わない」
とした上で、
●.「本当に海亀を捕っていたとしても、それは中国政府が管轄することだ。
 フィリピンがせいぜい持っているのは通報の権利だけ。
 漁民を捕まえる権利はない」、
●. 「中国の海域で人を捕まえるのか?」
などと論じた。

  羅氏は、フィリピンが南沙諸島の環礁のひとつであるセカンド・トーマス礁(中国語名は仁愛礁)を実効支配していることに議論を転じ、
 「わが国の領土だ。われわれには管轄権がある」
と主張。
 セカンド・トーマス礁には1999年、フィリピン船が「浸水した」との理由で座礁。
 その後、フィリピン軍部隊が同島に駐留するようになった。
  羅氏は
●.「ただちに(セカンド・トーマス礁を)離れよ。
 さもなくば、われわれはさまざまな手段を用いて“退場”させ“引き抜く”ぞ。
 後になって『予告もなかった』などと言うなかれ、だ」
などと主張。

 中国政府は領土問題について「当事者間の交渉で平和的に解決する」方針を主張しつづけているが、羅氏は
●.「外交闘争では、“道理がある、利益がある、節度がある”という三原則が必要としても、(セカンド・トーマス礁から)退場させることは、この三原則に合致している。
 法律的な根拠もあり、国益にも合致している。
 節制もしている」
として
●.「国際社会も理解すると思う」
と主張した。
●.「われわれは最大限の自制と忍耐をしてきた」
と主張した上で、
●.「フィリピンはわれわれの島と岩礁8カ所を占拠している上に、今度はわれわれの漁民を捕まえた」
と怒りを示し、
●.「われわれがいつ反撃するか、どこで反撃するか、どのような反撃をするかは、完全にわれわれが決めることだ。
 フィリピンは挑発の代償を支払うことになるのを、待っていろ!」
と論じた。

  羅氏は改めて、フィリピンは
●.「中国が『さらに1歩進んだ措置をとる』ことについての想像力が欠如している」
と批判。
●.「ならば、私は目覚めた。米国やロシアが同種の状況に遭遇した場合に、どのような措置をとるか比較するのだ」
と論じた。
 羅氏は「さらに1歩進んだ措置」について、
●.「本来われわれ自身のものだったものを、取り戻すのだ。
 それだけのことだ。
 決してやりすぎとは思えない」
と主張した。
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◆解説◆ 
 フィリピン警察は臨検した中国の漁船から、大量の海亀が見つかったとして、11人を9日午後7時半ごろ、漁業法違反などで起訴した。
 フィリピン警察は中国船だけを取り締まっているのではなく、フィリピン漁船も近くの海上で摘発し、同じ法律違反で5人を起訴したという。
  フィリピンでは当局が犯罪容疑者の身柄を拘束してから36時間以内に起訴・不起訴を決めねばならないが、11人の起訴が遅れたのは、「言葉の問題」だったという。
 フィリピン側は9日夜の時点で本格的な取り調べを始める予定だったが、用意した中国語通訳のことばが、拘束した中国人11人には通じなかったという。
 通訳が話せるのは「普通語(標準中国語)」で、拘束した11人は出身地の海南地方のことばしか、分からなかったとされる。
  フィリピンの法律によれば、中国人漁民11人には、最大で懲役20年の判決が言い渡される可能性もある。



サーチナニュース 2014-05-20 16:33
http://news.searchina.net/id/1532848

中国タカ派将軍「米国は中ロを接近させた。してはならない失敗だ」

・・・討論番組で孤軍奮闘、他の出席者「違いますが」

 中国戦略文化促進会の羅援常務副会長は17日放送の鳳凰衛視(フェニックステレビ)の討論番組に出演し、ロシア・メディアによる

●.「米国はウクライナ問題でロシアと、南シナ海の問題で中国との対立をエスカレートさせた」、’ ●.「米国は中ロを接近させた。“自殺行為だ”」
との論調に、ただちに賛意を示した。
 ただし他の出席者は、「中ロ関係の現状」、「中ロが接近することの是非」などを考え合わせ、羅副会長の考えを次々に否定した。
 羅援常務副会長は退役した解放軍少将であり、現在でも「タカ派将軍」と呼ばれている。

  フェニックス・テレビが17日に放送した「一虎一席談」で、司会の胡一虎さんまず、ロシアでの報道を紹介。
●.「米国はウクライナ問題でロシアと対立をエスカレートさせ、アジアでは領土問題でフィリピンを力強く支援するなどして、中国に強烈な不満をもたらせた」、
●.「米国は中ロを接近させた。“自殺行為だ”」
との論法を伝え、
★.「中国、ロシア、米国、日本、この4つの国が演ずる動きは従来通りなのでしょうか。
 新しいものになるとすれば、どうなるのでしょうか
などと、出席者に尋ねた。
★.最初に発言したのは羅常務副会長で、中ロが接近したとの見方に対して
 「私はその言い方に賛成します。
 中ロの関係ですが、われわれには共通の利益があります。
 同時に、われわれには共通の脅威があるからです」
と主張した。
★.羅常務副会長の「中ロは接近している」との見方に対し、軍事専門家の邵永靈氏は
「(現状でも)中ロはかなり接近しています」
とした上で、
「これ以上接近することには賛成できません」
と述べた。
★.中央科学院ロシア欧州研究所の鄭羽研究員も
 「軍事同盟という角度から言えば、現在のところ(中ロがさらに接近することは)不可能ですね」
と、はっきりと否定。
★.北京に本部を置く道紀忠華シンクタンクの日本法人に所属する庚欣研究員は
 「中ロ間には、深い歴史の経緯があります。同時に現実の圧力もあります」
などと言葉を選び、中ロの接近は「将来的には期待しています」と述べた上で
 「ただし、それは盟友関係ではありません」
と述べた。
★.米国で活動している王淵源氏は、
 「米国は中ロの関係について、大きな関心を持っています」
と述べた上で、米国が中ロとの対立を高めたが
 「それは自殺行為ではありません」
と解説。 
 王氏は
 「米国には実際のところ、多くの盟友があるのです」
と指摘した。
 「たとえば欧州では、主に北大西洋条約機構(NATO)を頼りにすることができます。
 アジアの主要な盟友は日本でしょう。
 韓国やフィリピンも含められます。
 したがって、米国が孤立して(中ロの)二大大国に対抗するという構図にはならないのです」
などと、世界情勢の複雑さを説いた。
   王氏はさらに米中関係についても
 「絶対に、互いに抑制しあうだけという単純な関係では、絶対にありません。
 両国関係でも多くの協力関係があり、多くの接点があります。
 抑制というのは両国関係において、一部分としかなりえないでしょう」
と述べた。
  王氏の見方に、邵永靈、鄭羽、庚欣の専門家3氏は特に異議を唱えなかった。
★.一方、羅常務副会長は改めて
 「米国自身の角度から見れば、米国は過ちを犯していないのだろう。
 ただし、傍観者である学者から見れば、私は米国は『兵家』が強く戒めるところの、両面作戦をしていると認識している。
 2つのげんこつを相手にしているわけだ」と力説した。 
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 ◆解説◆  
 フェニックステレビは香港に本社を置くが、主な放送対象は香港ではなく
 「全世界の華人向け版のCNN」
を目指しているとされる
 論調は中国政府よりとの意見が強い。
 「一虎一席談」司会の胡一虎さんは台湾出身のジャーナリストで、北京大学の修士号も取得している。


【輝かしい未来が描けなくなった寂しさ】



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